2020年以降、オンライン診療や遠隔診療の需要が急速に高まりました。ポストコロナの今でも、通院負担の軽減や感染リスクの軽減などの理由から、その需要は高止まりしています。
厚生労働省は遠隔医療を適正かつ幅広く普及させるため、「取組事例集」を昨年8月に公開しています。この事例集には、すでに導入している医療機関における、導入までのいきさつやプロセス、課題や効果などの好事例がまとめられています。そしてその第2弾となる新版が、4月に公開されました。
新版の事例集では、地域特性や診療科が異なる15件の事例が紹介されています。それぞれ、おおむね以下の内容で構成されています。
- 事例のポイント
- 医療機関の概要
- 遠隔医療の実施状況
- オンライン診療の導入の経緯
- オンライン診療の導入までの流れ
・対象患者 - オンライン診療の実施の流れ
- オンライン診療を実施する際の課題と工夫点等
・課題や留意点 - オンライン診療の効果と今後の展望
・把握した効果等
・今後の展望
医師1名の個人診療所から300床近くの病院まで、遠隔医療を実施した患者数も月2名から220名までと、多岐にわたる事例を見ることができます。以下よりダウンロードしてご確認ください。
昨年8月公開の第1弾の事例集も、以下よりご覧いただけます。あわせてご活用ください。
[参考]
厚生労働省「オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和6年4月)」
厚生労働省「オンライン診療その他の遠隔医療に関する事例集(令和5年8月)」
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