第3次補正予算における医療機関等支援 

文書作成日:2021/01/28

第3次補正予算における医療機関等支援


 今回は、2020年12月15日に閣議決定された令和2年度の第3次補正予算から、特に新型コロナウイルス感染症拡大防止策における医療機関等への支援の内容に注目したいと思います。

第3次補正予算では、「新型コロナウイルス感染症の拡大防止策」として4兆3,581億円が計上されました。うち1兆6,447億円が「医療提供体制の確保と医療機関等への支援」の予算です。

厚生労働省の予算案で、医療機関等支援策に充てられる予算の内訳を見ることができます。主なものをご紹介します。

新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金による支援 1兆1,763億円

新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金を増額し、引き続き、都道府県が地域の実情に応じて行う、重点医療機関等の病床確保や軽症者の宿泊療養施設の確保、外国人対応の充実などを支援し、医療提供体制等の強化を図る。

診療・検査医療機関の感染拡大防止等の支援 212億円

現下の感染拡大の影響を踏まえた緊急的臨時的な対応として、診療・検査医療機関における感染拡大防止等の支援を行う。

医療機関・薬局等の感染拡大防止等の支援 858億円

現下の感染拡大の影響を踏まえた緊急的臨時的な対応として、歯科を含む保険医療機関・保険薬局・指定訪問看護事業者・助産所における感染拡大防止等の支援を行う。

小児科等への支援や新型コロナウイルス感染症からの回復患者の転院支援に係る診療報酬上の特例的な対応 71億円

未就学児の外来患者の感染防止に要する対応を評価する観点から、診療報酬の特例的な評価を行う。また、新型コロナウイルス感染症から回復した後、引き続き入院管理が必要な患者を受け入れる医療機関において、必要な感染予防策を講じる場合の診療報酬の特例的な評価を行う。

医療・福祉事業者への資金繰り支援 1,037億円

新型コロナウイルス感染症の影響により休業した又は事業を縮小した医療・福祉事業者の資金繰りを支援するため、独立行政法人福祉医療機構による無利子・無担保等の危機対応融資を引き続き実施するとともに、審査体制の拡充等を行うる。

新型コロナウイルス感染症患者の入院医療費の支援 108億円

感染症法に基づき、新型コロナウイルス感染症患者の入院医療費について、公費により負担する。

福祉施設における感染拡大防止等への支援 1,459億円

福祉施設において、新型コロナウイルス感染症対策に必要な経費の支援や物資の確保等、感染症対策を徹底しながら介護、障害福祉、児童福祉等のサービスや事業を継続的に提供するための支援等を行う。

 その他の項目については、以下の資料でご確認ください。

参考:厚生労働省「令和2年度厚生労働省第三次補正予算案の概要

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