今年も夏季賞与の支給時期を迎えます。ここでは福祉・介護関連業種の事業所規模5~29人における、夏季賞与支給労働者1人平均支給額(以下、1人平均支給額)等の推移をみていきます。
厚生労働省の調査結果(※)から、福祉・介護事業の夏季賞与支給状況をまとめると、下表のとおりです。
2023年の1人平均支給額は、児童福祉事業と障害者福祉事業が前年から増加しました。なお、障害者福祉事業は直近5年間で最高額となっています。
きまって支給する給与に対する支給割合は、障害者福祉事業が1ヶ月を超えました。支給労働者数割合と支給事業所数割合は、約60~70%台となっています。
2024年は様々な産業で賃上げが行われていますが、夏季賞与はどのような結果になるでしょうか。
(※)厚生労働省「毎月勤労統計調査」
日本標準産業分類に基づく16大産業に属する、常用労働者5人以上の約200万事業所から抽出した約3.3万事業所を対象にした調査です。支給労働者1人平均支給額は、賞与を支給した事業所の全常用労働者についての1人平均賞与支給額です。きまって支給する給与に対する支給割合は、賞与を支給した事業所ごとに算出した、きまって支給する給与に対する賞与の割合(支給月数)の1事業所当たりの平均です。支給労働者数割合は、常用労働者総数に対する賞与を支給した事業所の全常用労働者数(当該事業所で賞与の支給を受けていない労働者も含む)の割合です。支給事業所数割合は、事業所総数に対する賞与を支給した事業所数の割合です。
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