3月に厚生労働省から、職種別の賃金に関する最新の調査結果(※)が発表されました。ここではその結果から、福祉施設等の介護職員の所定内給与と年間賞与などの額をみていきます。
上記調査結果から、年齢階級・経験年数別に介護職員の賃金をまとめると、下表のとおりです。
男性の経験年数計の平均は、所定内給与額が23.6万円、年間賞与その他特別給与額(以下、年間賞与等)が55.2万円です。
経験年数別の平均をみると、所定内給与額は15年以上の27.3万円が、年間賞与等も15年以上の76.5万円が最も高い状況です。
女性の経験年数計の平均は、所定内給与額が21.7万円、年間賞与等は45.5万円でした。
経験年数別の平均をみると、所定内給与額は15年以上の23.5万円が、年間賞与等も15年以上の59.9万円が最も高い状況です。男女とも、経験年数別の平均では、15年以上が高い結果になりました。
貴施設の介護職員の賃金と、比較されてはいかがでしょうか。
(※)厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
2020年7月に行った同年6月分の賃金等(賞与、期末手当等特別給与額については2019年1月から12月までの1年間)についての調査です。調査対象数は78,181事業所で、ここでのデータは、10~99人規模の事業所における介護職員の賃金等になります。
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