診療所における検査・手術の実施状況/令和2年医療施設調査
今回は、4月末に公表された厚生労働省の「令和2(2020)年 医療施設(静態・動態)調査(確定数)」より、令和2年9月中に一般診療所及び歯科診療所で実施された検査・手術等の状況についての報告に注目します。
まず実施している施設数をみていきます。
一般診療所における検査の実施は、「骨塩定量測定」が21,294施設(一般診療所総数の20.8%)、「上部消化管内視鏡検査」が14,617施設(同14.2%)となりました。
手術等の実施は、「人工透析」が2,097施設(同2.0%)となっています。
歯科診療所では、「インプラント手術」が24,027施設(歯科診療所総数の35.4%)となりました。
次に実施件数・患者数が多いものに注目します。
一般診療所の検査では、「上部消化管内視鏡検査」487,694人が最も多く、次いで「骨塩定量測定」449,460人、「マンモグラフィー」297,203人、「マルチスライスCT16列以上64列未満」205,263人、「MRI1.5テスラ以上3.0テスラ未満」204,403人、「大腸内視鏡検査」137,986人、「MRIテスラ1.5未満」119,598人となっています。
手術では、「人工透析」の2,059,335件が最も多くなりました。
歯科診療所における「インプラント手術」の件数は、30,291件です。
出典:
厚生労働省「令和2(2020)年医療施設(静態・動態)調査(確定数)・病院報告 概況版」p.19
結果の詳細は、以下のサイトでご覧ください。
参考:
厚生労働省「令和2(2020)年医療施設(静態・動態)調査(確定数)・病院報告の概況」
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。