ここでは、2024年12月に発表された調査結果(※)から、介護サービスごとの全国の施設数や事業所数の推移をみていきます。
上記調査結果から介護サービス別の施設・事業所数の推移をまとめると、下表のとおりです。

介護保険施設では、介護老人福祉施設が最も多く2023年は8,548施設となりました。次いで介護老人保健施設が4,250施設となっていますが、介護老人福祉施設の半分程度の施設数という状況です。
居宅サービス事業所では訪問介護が3万事業所を超えており、最も多くなっています。次いで通所介護と訪問看護ステーション、短期入所生活介護が1万事業所を超える数となりました。
地域密着型サービス事業所では、地域密着型通所介護が約2万事業所で最も多く、認知症対応型共同生活介護が続く状況です。
2022年から2023年の増減率では、訪問看護ステーションと複合型サービスが10%程度の増加と高い伸びを示しています。
増減率がマイナスのサービスもありますが、次回の調査ではどのような結果になっているでしょうか。
(※)厚生労働省「令和5年介護サービス施設・事業所調査の概況」
2023年10月1日時点で活動中の介護サービス施設・事業所について集計したものです。複数のサービスを提供している事業所は、それぞれのサービスを提供している事業所数に計上しています。
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