ここでは今年6月に発表された調査結果(※)から、介護保険サービスごとの介護料収入をみていきます。
調査結果から介護保険サービスごとに1ヶ月当たりの介護料収入をまとめると、下表のとおりです。
2021年度決算における介護料収入をみると、施設サービスでは介護老人保健施設が最も高く、すべてのサービスが1,000万円を超えています。居宅サービスでは、特定施設入居者生活介護が1,000万円を超えました。居宅サービスは介護料収入が100万円台~1,000万円台まで幅広く、サービスによる違いがみられます。地域密着型サービスでは、地域密着型介護老人福祉施設が最も高く、看護小規模多機能型居宅介護が続いています。
前年度比に注目すると、3年連続で介護料収入がプラスになっているサービスが多くみられます。中でも居宅サービスと地域密着型サービスでは、サービスの半分以上で3年連続の増加となっています。反対に、介護療養型医療施設と短期入所生活介護では3年連続で減少しています。
貴施設の状況はいかがでしょうか。
(※)厚生労働省「令和4年度介護事業経営概況調査」
全ての介護保険サービスを対象に、一定の条件で抽出した施設・事業所に対して2022年5月に行われた調査です。
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