来年の診療報酬改定、施行は6月に後ろ倒し
診療報酬改定は4月施行のイメージが定着していますが、来年予定されている次期診療報酬改定は、2ヶ月後ろ倒しして、6月1日から施行となる見込みです。
現状は、診療報酬改定の決定から施行までが短期間であるため、ベンダや医療機関等における対応が集中し、大きな業務負荷となっています。
これを解消すべく、開始時期を後ろ倒しにする案がこの4月に提示されました。以降、診療報酬改定について議論する厚生労働省の中央社会保険医療協議会において話し合われ、8月2日に開催された総会で了承されました。
なお、薬価のシステム改修は4月施行でも十分対応が可能と見込まれるため、薬価改定はこれまでと同じく、4月1日の施行となる予定です。
診療報酬改定が6月1日施行となった場合のスケジュールは、下図のように想定されています。
出典:厚生労働省「中央社会保険医療協議会総会資料」
参考:
厚生労働省「中央社会保険医療協議会総会(第551回)」
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