有料老人ホーム、未届は3.8%
厚生労働省より、有料老人ホームを対象とした指導状況等のフォローアップ調査の結果が公表されました。
これは、毎年6月30日時点の状況を調査し公表するもので、今回公表された令和4年6月30日の状況では、届け出されている有料老人ホームが15,928件(前年度15,393件)でした。このうち未届の施設数は626件(前年度656件)で、これは全体の3.8%にあたります。近年は600件台で推移しています。
出典:厚生労働省「「令和4年度 有料老人ホームを対象とした指導状況等のフォローアップ調査(第14回)」結果」
前払金の保全措置の実施状況については、有料老人ホーム15,928件のうち2,268件が前払金を徴収しており、このうち1.8%にあたる41件で保全措置が講じられていないことが分かりました(前年度44件、2.0%)。
出典:厚生労働省「「令和4年度 有料老人ホームを対象とした指導状況等のフォローアップ調査(第14回)」結果」
これらの結果を踏まえ、厚生労働省は都道府県に対し、未届の施設の実態把握と届出促進の徹底、前払金保全措置に関する改善に向けた指導・監督の徹底を呼びかけています。
参考:
厚生労働省「令和4年度 有料老人ホームを対象とした指導状況等のフォローアップ調査(第14回)結果」
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