R3補正予算/介護施設の家族面会室整備の支援
令和3年度補正予算が成立しました。ここに盛り込まれた医療・福祉支援策について、順にご紹介します。今回は、介護施設等の家族面会室における新型コロナウイルス感染症対策のための整備経費支援についてです。
これは、地域医療介護総合確保基金のメニューの拡充として実施される予定です。
現行は、介護施設等における「2方向から出入りできる家族面会室の整備」の支援が実施されていますが、これを拡張し、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止しつつ家族との面会を再開・推進するために必要な家族面会室の整備」に対しても、支援が行われます。例えば、
- 「密」を避けるための家族面会室の複数設置や拡張(床面積の拡大)
- 家族面会室における簡易陰圧装置・換気設備の設置
- 家族面会室の入口に消毒等を行う玄関室等の設置
- 家族面会室がない場合の新規整備
などがこれに当たります。
対象施設、補助単価については変更はなく、以下の通りです。
【対象施設等】
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院、介護療養型医療施設、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、認知症高齢者グループホーム、小規模多機能型居宅介護事業所、看護小規模多機能型居宅介護事業所、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、短期入所生活介護事業所、短期入所療養介護事業所、生活支援ハウス
【補助単価】
350万円/施設
詳細は、厚生労働省のホームページでご確認ください。
参考:
厚生労働省「令和3年度厚生労働省補正予算案の概要」
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