施設数、訪問介護は減少、訪問看護ステーションは増加/介護サービス施設・事業所調査
今回は、厚生労働省より公表されている「令和元年介護サービス施設・事業所調査の概況」より、施設・事業所数の結果に注目します。
この調査は、令和元年10月1日現在における、全国の介護保険施設、居宅サービス事業所等(延べ247,898施設・事業所)の利用状況や職員の配置状況等を把握したものです。
主な事業所数(施設数)と、前年の調査結果と比較した増減率(以下、対前年増減率)は以下のとおりです。
なお、カッコ内の数字が、対前年増減率です。
【居宅サービス事業所】
- 訪問介護:34,825事業所(0.8%減)
- 訪問看護ステーション:11,580事業所(6.4%増)
- 通所介護:24,035事業所(0.7%増)
- 短期入所生活介護:11,566事業所(1.2%増)
【地域密着型サービス事業所】
- 定期巡回・随時対応型訪問介護看護:1,020事業所(4.6%増)
- 小規模多機能型居宅介護:5,502事業所(0.6%増)
- 複合型サービス(看護小規模多機能型居宅介護):588事業所(14.8%増)
【介護保険施設】
- 介護老人福祉施設:8,234施設(1.7%増)
- 介護医療院:245施設(295.2%増)
- 介護療養型医療施設:833施設(18.8%減)
介護医療院の増減率はかなり高い結果ですが、介護医療院の増加数183施設は、介護療養型医療施設の減少数193施設とほぼ匹敵しており、移行が進んでいることが伺えます。
調査結果の詳細は、以下のサイトをご確認ください。
参考:厚生労働省 「令和元年介護サービス施設・事業所調査の概況」
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