令和元年度の保険医療機関等の指定取消等は21件
厚生労働省より、令和元年度における保険医療機関等の指導・監査等の実施状況(概況)が公表されました。
これによると、指導・監査等の実施件数は、次のとおりです。
- 個別指導:4,715件(対前年度比9件減)
- 新規個別指導:5,711件(同251件減)
- 適時調査:3,544件(同92件減)
- 監査:55件(同3件増)
また、取消等となった保険医療機関等、保険医等の数は、次のとおりです。
- 保険医療機関等:21件(医科:7件、歯科11件、薬局3件)
(指定取消:11件、指定取消相当:10件) - 保険医等:15人(医師:6人、歯科医師:9人)
(登録取消:14人、登録取消相当:1人)
保険医療機関等が取消となった原因のほとんどは、不正請求(架空請求、付増請求、振替請求、二重請求)で占められています。
なお、保険医療機関等に返還を求めた額は約108億7千万円で、前年度より21億4千万円(うち監査による返還分は18億1千万円)の増加でした。
参考:厚生労働省「令和元年度における保険医療機関等の指導・監査等の実施状況について(概況)」
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