ここでは今年3月に発表された調査結果(※)から、看護師の給与に関するデータをご紹介します。
調査結果から、年齢・経験年数階級別に女性看護師の所定内給与額などをまとめると、表1のとおりです。
経験年数計をみると、女性計は310.4千円、年間賞与等が654.3千円でした。年収にすると(所定内給与額×12+年間賞与等)、4,379.1千円になります。年齢階級別の所定内給与額では、55~59歳の331.2千円が最も高くなりました。
同様に、男性看護師の給与を年齢階級別などにまとめると、表2のとおりです。
経験年数計の男性計は所定内給与額が312.4千円、年間賞与その他特別給与額(以下、年間賞与等)が519.8千円でした。年収にすると、4,268.6千円となります。女性計と比べると、年収換算では女性の方が高くなっています。年齢階級別の所定内給与額では、50~54歳の340.8千円が最も高くなりました。
看護師採用時の給与水準の参考資料等にご利用ください。
(※)厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
ここで紹介したデータは10~99人規模の企業における2022年6月分の所定内給与額です。所定内給与額は、労働契約等であらかじめ定められている支給条件、算定方法により支給された現金給与額のうち、超過労働給与額を差し引いた額で、手取り額でなく、所得税等を控除する前の額です。年間賞与その他特別給与額は2021年の1年間における賞与、期末手当等特別給与額です。
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