慰労金、介護施設の申請手続き拒否に、介護職員から相談多数
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(介護分)による、介護従事者への慰労金の支給の申請が始まっています。
この慰労金は、介護職員が直接申請するのではなく、勤務している介護サービス事業所・施設を通じての一括申請となっています。
この申請について、介護職員より「施設が手続きをしてくれない」との趣旨の相談が相次いでいるとして、厚生労働省は都道府県や関連団体に対し、事業所・施設に対象者をとりまとめて申請するよう、対応・配慮を求める事務連絡を発出しました。
厚生労働省事務連絡(令和2年8月26日発出)
「介護サービス事業所・施設等に勤務する職員に対する慰労金支給に係る協力の依頼について(令和2年度新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(介護分))」PDF
これによると、
- 職員が慰労金の申請を希望しているのに、事業所・施設が慰労金を申請してくれない
- 事業所・施設が派遣労働者や受託業務従事者の分を申請してくれない
との声が、コールセンターに多数寄せられているとのことです。
併せてホームページでも、介護職員に適切に慰労金の支給が行われるよう、介護サービス事業所・施設等に協力を呼びかけています。
参考:
厚生労働省「「介護サービス事業所・施設等における感染症対策支援事業等及び職員に対する慰労金の支給事業」について」
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