オンライン診療、4月~6月の利用者の4割弱が10歳以下
現在のコロナ禍では、時限的・特例的な取扱いとして、初診からの電話による診療やオンライン診療が認められています。
実際にどれくらいがこれらの診療を行ったのか、その実績データが厚生労働省の検討会で公表されています。確認しましょう。
実績データは、8月6日に厚生労働省で開催された「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」の中で示された、「資料2 令和2年4月~6月の電話診療・オンライン診療の実績の検証について」にあります。
初診からの電話診療とオンライン診療の件数は、下のようになりました。電話診療は、オンライン診療の件数の約2倍となっており、電話診療の方が利用者が多いことが分かります。
また、利用した患者を年齢別にみると、以下のとおり、電話診療、オンライン資料ともに、「0~10歳」が最も割合が高い結果となっていました。次いで、「31~40歳」です。
- 電話診療:(割合の上位3位)
- 0~10歳 28.30%
- 31~40歳 16.23%
- 41~50歳 13.33%
- オンライン診療:(割合の上位3位)
- 0~10歳 37.41%
- 31~40歳 17.60%
- 21~30歳 14.01%
なお、受診要因となった疾患、医師の対応や処方等についてもデータでまとめられています。詳しくは、以下のURLよりご確認ください。
参考:
厚生労働省「第10回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討」
「資料2 令和2年4月~6月の電話診療・オンライン診療の実績の検証について」PDF
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